患者様からの声

2016年に臍帯血移植をされた患者様からお手紙をいただきましたので、
この場を借りてご紹介させていただきます。


 昨年2月、急な呼吸困難を自覚しました。本当に突然で、日に日に苦しくなりました。そこで、かかりつけ医に胸部レントゲンを撮っていただくと、大変な事態だと解りました。縦隔が腫瘤でいっぱいだったのです。精密検査等の結果、急性リンパ芽球性リンパ腫だと診断がつきました。

 根治を目指すとしたら「造血幹細胞移植」があると主治医に提案され、いくつかの選択肢を検討しました。もちろん身内のHLAも調べました。でも、残念ながら全合致はありませんでした。

 そこで提案されたのが臍帯血移植でした。私の年齢や体力等を勘案し、完解導入、前処置等とのバランス、移植のタイミング、GVHDとGVLなどなど、考えなければならないことがどっと押し寄せました。

 そして、主治医や家族と納得できるまで話し合った結果、主治医の選択してくれた臍帯血で移植を進めることといたしました。2016年6月13日に移植を行いました。

 その結果今があります。当時、来年の桜は見ることがかなわないと思ったのに、こうやって罹患前に近い状態で生活することができています。これも、私に臍帯血を提供してくれたママとその赤ちゃんがいらしたからです。

 そして、最適な状態で保管し、見つけてくれた主治医がいて、私のもとまで運んでくれたさまざまな方がいて、見事生着してくれ、私の中で力強く血液を作ってくれています。

 関係して下さったすべての皆さんに心よりお礼申し上げます。本当にありがとうございます。大変なことがたくさんあると思いますが、救える命のために、これからもお力添えをよろしくお願いいたします。


感謝をこめて 29年9月
若尾直子

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